「代表取締役」「社長」「会長」「CEO」の違いは?仕事内容は?偉いのは?どこよりも分かりやすく解説!

こんにちは、起業家INDEXのTomです。

今回は意外とわからない、「代表取締役」「社長」「会長」「CEO」の違いについて説明したいと思います!

日本の労働人口の8割ぐらいがサラリーマン。

方や人口のおよそ2%が社長といわれる世の中。

肩書はいろいろあるけれど何が違うのかよく分かりませんよね。

それぞれの違いにどこよりも分かりやすく、簡潔に説明したいと思います。

ざっくりいうとこんな感じ

代表取締役 会社法で定められた取締役の代表者
社長 会社の長として、独自に会社から与えられた役職名
会長 取締役会の議長として、会社から与えられた役職名 社長を退いた人の名誉職
CEO 会社の業務執行における最高責任者

これだけではピンとこないかもしれないので、以下詳しく説明したいと思います。

「代表取締役」とは何?

「代表取締役」とは、会社法という法律で正式に定められている会社経営の代表者です。

そもそも会社には取締役という肩書の方がいます。

まず取締役とは何か。

●会社の意思決定者で、様々な方針を決める人たち

●株式会社では必ず置かなければいけない

要は、会社の社員ではなく、”経営者”である人たちを取締役といいます。

取締役によって開かれるのが取締役会で、会社の最高組織です。

よく、「会社役員」なんて言ったりしますよね?

日本の会社法(法律)において役員というのは、取締役のことを言うのです。

執行役員は会社から与えられた呼び名であり、社員のうちに入ります。

その取締役の中で代表者のことを代表取締役といいます。

代表取締役は会社法に正式に定められている役職名です。

社長とか会長というのは会社から与えられている肩書名なのです。

「代表取締役」の仕事内容は?

「代表取締役」の仕事は、社内外において会社を代表して業務執行・監督指揮を行います。

社内外での会社の代表であり、外部との契約の締結もやります。

この代表取締役が会社によっては「社長」の場合もあれば、「会長」の場合もあります。

会社によっては「代表取締役」が複数いることもあります。

ですがほとんどの会社は代表取締役を会社の長である社長につけていますので、「代表取締役社長」が多いです。

そのほうが、スムーズな経営になりますからね。

「社長」とは何?

「社長」というのは会社が独自で決めている呼び名で、社内における代表者です。

ですから、あくまで会社がそれぞれで定める職制の上での名称なのです。

会社には会長・社長・専務・常務・執行役員・部長・課長・・・っていう風に序列がありますよね?

あれは、全部会社が独自に決めているものです。

会社法には社長の設置、選任及び解任、役割・権限・義務等に関する規定はありません。

起業をする際に法人登記をする場合も、「社長」いう表記はありません。

だから、「社長」という肩書だけでは、外部に対しての代表者とは言えません!

会社法での正式な役職名は「代表取締役」です。

この人が外部に対しての会社の代表者です!

「じゃあ、その代表取締役を付与するにふさわしいのは誰かな?」と考えたときに、「やっぱり社長が代表取締役になるのがいいね!」というわけで、「代表取締役社長」になるのです。

なので必ずしも「社長」=「代表取締役」というわけではありません。

「取締役社長」もいますよ。

極論ですけど、「代表取締役一般社員」もつけることも可能です。

そんな人いないと思いますけど。笑

「社長」の仕事内容は?

「社長」の仕事内容は会社のかじ取りをすることです。

具体的には事業内容の決めたり、人材配置、人材育成、労働環境や社内制度の整備、資金調達など・・・

それらを社長の考えのもと、社長より部下の者たちがプランを練って遂行するのです。

ただ、先に述べたように「社長」というのは、それぞれの会社で勝手につけている役職です。

ですから仕事内容もそれぞれの会社によって微妙に異なるはずです。

会社の長ですから、会社の象徴としてふさわしい人が選ばれるのではないでしょうか。

社長は社内の中で一番の権限、決裁権をもっているはずです。

社内の稟議書なんかで、最高の決裁権をもっているのは、会社ピラミッドの頂点の社長です。

会社によっては会長が一番、もしくは社長と同列かもしれませんね。

「代表取締役」と「社長」の違いとは!

ずばり、このようになると思います。

代表取締役:社内外においての代表者

社長:社内においての代表者

「代表取締役」は法律で決められて、「社長」は法律による定めがない!

ここがポイントです。

会社の実質的なトップとして経営責任を任せられている「社長」。

会社法で会社のトップと定められている「代表取締役」。

2つの肩書を合体して、社内外の代表として業務執行・監督指揮、対外契約を行えるのです。

「会長」とは何?

「会長」は社長として活躍し、経営の第一線から退いた名誉職になる場合がほとんどです。

会長も会社が独自に決めている呼び名であって、会社法によって定められているものでありません。

社長職の上に置かれることが多いです。

ですが、社長より偉くて発言権があるとは限りません。

会社法では、代表取締役のついた人が代表権をもっています。

会社によっては「会長」の方が社長より偉いということもあります。

その人は「代表取締役会長」という肩書を持った人ということになります。

「代表取締役社長」と「代表取締役会長」が存在する会社もありますが、どちらが偉くて発言権があるかは会社によって違います。

「会長」の仕事内容は?

代表権をもち、実務を行うのはたいてい社長であり、会長は実務を行わず、あくまで社長のアドバイザー的なポジションであることが多いですね。

創業者が新しい風を吹き込むために社長職を退き、二代目に社長の座を譲って、自分は会長になるパターンです。

ただ、会長の方が実質発言権が強いこともあり、よく同族経営なんかでは経営方針で、会長と社長でもめたりしますよね。

「CEO」とは何?

「CEO」(Chief Executive Officer)は、日本語で「最高経営責任者」という意味があります。

CEOは取締役会によって選任される、業務の”執行”に専念した最高経営責任者です。

“執行”というのがポイントです!(のちほど説明)

主にアメリカ企業で使われていた名称で、最近日本企業でも使われることが多くなりました。

このCEOという肩書も、法律で決められた役職ではありません。

もうちょっと詳しく説明します。

「CEO」の仕事内容は?

CEOの仕事は取締役会にて決められた会社の方針に基づいて、経営戦略の策定、実行することです。

そもそもCEOのOとは、「Officer」です。

日本語で「執行役員」と訳せます。

対して取締役は「Directer」といいます。

「Officer」「Directer」、つまり執行役員取締役は役割が明確に分かれています。

取締役たちは会社の大まかな方針を決めます。

それを落とし込んで、CEOにミッションを与えます。

そしてCEOは、与えられたミッションをクリアしていくイメージですね。

では具体的にはどんな仕事をするのか。

●社員のパフォーマンス向上:社員のモチベーションをあげ、のびのび働ける環境をつくる

●現場のマネジメント:現場の状況を把握し、課題を解決に導く

●ビジョンの売り込み:社外へのプレゼンなどをして売り込みをする

以上の点で、具体施策を執行することがCEOの仕事といえます。

「CEO」と「代表取締役社長」の違いとは!

欧米の企業のトップはCEOと言い、日本企業のトップは代表取締役社長と言われます。

両社の違いをまとめてみました。

CEO

業務執行を行う最高責任者 上に取締役がいる

任期の途中で解任あり

代表取締役社長

業務執行も監督指揮も行う 取締役の代表者 基本的に任期途中で解任なし

アメリカ企業と日本企業では考え方が違います。

アメリカ企業は企業の所有と経営をはっきり区別しています。

企業の所有者は株主(オーナー)です。

企業の経営は執行役員です。

アメリカにも取締役(Directer)執行役員(Officer)がいます。

アメリカにおいて取締役はあくまで株主の代理人。

株主総会で経営方針を意思決定し、取締役に引き継ぎます。

取締役の中に社長も会長もいます。

取締役会ではもう少し細かく、業務執行の意思決定をします。

取締役が会社の業務を監督・意思決定をし、執行役員に引き継がれ業務を執行します。

この区別がアメリカでは明確ですが、日本は曖昧です。

なぜなら日本では取締役のことを役員と言っていますから。

日本は意思決定も業務執行も代表取締役が行っていますね。

株主の代理である取締役による取締役会で、執行役員が選任され、その代表者がCEOになります。

よって社長とCEOは似て非なるものです。

しかし、すべてではありませんが、取締役とCEOを兼任するところもあります。

CEOは経営をするうえで、大きな権限が与えられています。

成果を上げれば莫大な報酬がもらえますが、成果を出せずにいると、いつでも解任されます。

取締役会の監督のもと、経営という実務を行うのがCEOです。

その責任は極めて大きいです。

このアメリカ方式を最近の日本企業も採用して、「代表取締役CEO」なんて言ったりもします。

ただし、CEOも会社が決めた呼び名なので、法的な裏付けはありません。

まとめ「代表取締役」「社長」「会長」「CEO」 偉いのは?

いかがでしたか。

何となく「代表取締役」「社長」「会長」「CEO」の違いがお分かりいただけたかなと思います。

結局はだれがどの肩書が一番偉いかは、会社によりけりです。

それよりもそれぞれの肩書がどんな意味なのかが大事ですので、改めてまとめてみました。

●代表取締役:法律で正式に決められた取締役(会社経営陣)の代表者であり、社内外において業務の意思決定から執行まで行う、経営の最高責任者。

●社長:社内における会社の代表者・象徴として、会社から与えられた役職名。

●会長:大抵は社長を退いた後の名誉職。社長の顧問的存在。

●CEO:欧米企業において、業務執行に専念する執行役員の中の最高経営責任者

これからニュースで経営者の名前が出てきたら、社長なのかCEOなのか意識してみるといいでしょう!

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